イズミビジョンラボ都築が展示会にて興味があった技術のメモとして残してあります。

- 開催期間 2025年6月11日(水)~13(金)
- 見学日時 6月12日(木)
- 場所 パシフィコ横浜
- 特徴
- 産業用画像機器・画像処理技術に優れた専門性を持つ出展社が多く出展。
本年は『デジタルソリューションズゾーン』を特設し、AI・ディープラーニング/クラウド・5G・6G・通信/IoT・エッジコンピューティング/VR・AR・MR/自動化システム・RPAの最新技術が展示された。
- 産業用画像機器・画像処理技術に優れた専門性を持つ出展社が多く出展。
見学内容
- 高解像度でも高速なAI外観検査システム<電産 Observe AI>
- 高解像度な画像でも高速で検査が可能な画像検査AIシステムでAIエンジンは自社開発。
- 外観検査、寸法測定、OCRを同時に処理が可能
- ルールベースとAIを組み合わせた処理が可能。
- 対象物は不得意なものはなく何でもできるが現状は化粧品が多い。
- 画像関係の機器を扱う商社<レスター>
- FA業界だけでなく放送業界や医療業界など幅広く対応しており、またFA業界でもカメラだけでなくロボット(オムロン)なども扱っている。
- 今回注目したのは2製品。
- 安価な3Dビジョンカメラ Intel RealSense
- 2020年ごろ開発、製造販売の中止が発表されたが実際は中止されておらず現在でも入手可能。また防水性を向上しPoE対応した新製品D555も発売されている。
- RealSenseの部門は今年中に分社化される予定で開発が加速する可能性もある。
- Lucid Vision Labのevent-basedカメラ Triton2 EVS
- フレームという概念がなく、各ピクセルでの輝度が変化した情報のみを出力するカメラ
- 高時間分解能なデータを取得できロボットなどの衝突回避などに活用が可能。
- 安価な3Dビジョンカメラ Intel RealSense

- マシンビジョンカメラの機能を絞ったエコノミーモデル<IRAYPLE AEシリーズ>
- ベースモデルAEシリーズのAHシリーズの違いについては、基本的な機能は備えつつAHシリーズにあるカメラが有する画像処理機能を一部削減し、演算チップの処理能力を抑えることで低価格を実現している。モデルによっては2万円台となる。
- モノクロカメラで生データを取得する分にはAEシリーズとAHシリーズの能力は変わらずAEシリーズ採用はコスト低減に貢献する。
- カメラの代理店はリンクス
- フォトメトリックステレオ法を実装した低コストなシステム<レイマック>
- 販売中のバー照明と照明を任意の角度で固定できるブラケットと、画像処理アプリとしてはMVTecのノーコードツールMERLICのフォトメトリックステレオ機能を使用することで、安価にシステム構築が可能。プラ袋内の製品検査や表面の傷検査などに有効。

- 【開発中】3D外観検査用ビジョンシステム<オービット>
- 幅広い対象の外観検査システムで実績のある京都のオービットが3D外観検査装置を開発中。
- 撮像原理はパターン投光でありプロジェクタはテクノホライズン社製のものを使用。アルゴリズムはHalconのStructured Light機能を採用。
- 現在の3Dビジョンセンサーは高額なものが多い為、よりユーザーが導入しやすい価格で販売できるように開発を進めている。