協働ロボットDUCO 仕様調査

産業用ロボットメーカー系協働ロボット(専業子会社)

代理店様からDUCOの3kg可搬の協働ロボット GCR3-618を借用することが出来たため、自社所有のDobotの3kg可搬 CR3Sとの仕様比較を行った。
中国では協働ロボットとしては後発だが、信頼性や使い勝手のところは産業用ロボットでの経験が活かされていると思われ、今後評価を継続していく。

3kg協働ロボット GCR3-618
コントローラー
  • 製造販売会社
    • DUCOブランドでのロボットを製造・販売しているのは中国・瀋陽にある瀋陽新松(SIASUN)の子会社の中科新松
      SIASUNは2000年設立で中国国内では産業用ロボットの製造ですでに実績のある会社。
    • DUCO販売の為の日本法人デュコジャパン株式会社が2025年に設立されている。
  • 日本代理店
  • 協働ロボットのラインナップ
    • 3kg、5kg、7kg、10kg、12kg、16kg、20kg、25kg、30kg可搬と豊富なバリエーション

Dobot CR3との比較

DUCO GCR3-618Dobot CR3
可搬重量3kg3kg
リーチ618mm620mm
繰り返し精度±0.02mm±0.02mm
エンコーダ分解能調査中524288(19bit)
最大TCP速度2.5m/s2m/s
ロボット保護レベルIP54(IP65はオプション)IP54
汎用IO入力8点 出力8点入力16点 出力16点
ロボット重量13kg16.5kg
コントローラー重量13.8kg12kg
コントローラー保護レベルIP44IP20
入力電圧100V100V or 48V
最大電力200W170W
ダイレクトティーチありあり
ティーチングペンダント標準オプション
オフラインティーチティーチングペンダント上のシミュレーションは可能あり(ツールなどのCAD取込不可)
産業用ネットワークModbus、Ethernet/IP、PROFINET、EtherCATModbus
ROS対応ROS1,ROS2対応ROS1、ROS2対応
プログラム言語独自言語Lua
  • 協働ロボットとしての安全認証
    • 安全認証としてISO 10218、ISO/TS 15066、ISO 13849、IEC 60204-1、ISO/IEC 61508などとファナックと同レベルの安全規格適合の認証を受けている。
  • 衝突停止機能
    • 衝突検知は5段階(L1~L5)
    • 衝突検知はモーター負荷で検知する仕様の他社と同レベルであり問題ない。
  • アプリケーションの二次開発
  • ロボット動作のプログラミングツール
    • ブロック形式のプログラム作成でパラメーターは画面から入力(Blocklyではない)
    • スクリプトを直接記述できるブロックもあり、PCで作成した.scriptファイルの読み込みも可能。
プログラム作成画面
スクリプトファイルの読み込み
  • 設置について
    • 水平、垂直、倒立でも使用可
  • その他
    • UIは日本語対応もしており他社の協働ロボットを触った方なら使いづらさはない。
    • デュコジャパンのサイトから日本語版のソフトウェア、ハードウェアマニュアルがPDFでダウンロードできる。
      さらに詳しい情報がサイト上に電子版マニュアル(英語)が公開されている。
  • ロボットの特徴
    • 保護性能のあるキャビネット付きコントローラーとティーチングペンダントが標準装備。
    • 産業用ロボットメーカーだけあって、中国の協働ロボット専門メーカーよりもロボットのつくりはしっかりしていると感じた。
    • タブレットやPCから操作可能な汎用アプリはホームぺージ上からは見つからない。