イズミビジョンラボ都築が展示会にて興味があった技術のメモとして残してあります。
- 開催期間 2023年7月19日(水)~7月20日(木)
- 見学日時 7月19・20日(水・木)
- 場所 名古屋国際展示場(名古屋市熱田区)
聴講した講演概要
- 最新のDobot製品と将来へのロードマップ DOBOT社 Xie JunJie氏
- 23年中にCRシリーズの後継機種 CRAシリーズを販売予定
- 減速機等の見直しにより25%のサイクルタイム向上
- DHパラメータや”True Motion”アルゴリズムの最適化により軌跡精度 0.2~0.4mmを達成。
- Ethernet/IP通信機能を追加。
- 市場のニーズより20kg可搬のCRA20を発表済み。
- 23年中に教育用6軸ロボット DOBOT Magician E6 を発売。
- 価格約75万円予定。
- 23年中にCRシリーズの後継機種 CRAシリーズを販売予定
- AI外観検査自動化開発におけるDobot社ロボット活用の可能性 IHI
- 航空機、宇宙産業用部品の外観検査自動化の開発を実施中。
- Dobot社ロボットを選んだのはSDKの活用のしやすさとコスト。
- 開発はチームでの開発となるので、”Jupyter Notebook”を使用しており、コードの管理、アジャイル開発、結果の管理などで便利である。
- ロボットの動作を確認するためのツールとして3DCGソフト”Blender”を使用している。リンク情報などを設定すればそれなりに使える。
- D:PLY協働アプリケーションを自動化する業界初のシステム OnRobot Japan
- D:PLOYは従来のロボットを中心としたアプリケーションではなく、工程を中心とした自動化プラットフォームアプリケーションであり、ロボット初心者の導入のしやすさを向上する。
- Webブラウザで使用するクラウド型のアプリケーション。設備の動作指示や可動状況の取得は遠隔で可能。
- 現在対応する工程はパレタイジングやピックアンドプレース、マシンテンディング、箱詰めであるが、塗布や組立など順次対応予定。
- ロボットメーカーもFanucなど9社だが現在調整中で今後増えていく。
- 対話式入力やビジュアル的な設定などはロボットに慣れていない方には理解しやすい。
- ROS2環境でのMG400の活用 HarvestX
- 果物の受粉作業自動化においてMG400を使用している。
- 花の位置は決まっていないため、カメラの画像を見て動作計画を立てるため、ROS2を使用し自動化を行っている。
- Dobot社公式ではROS対応のソースが公開されているがROS2対応は存在していなかった為、ROSのソースを参考にしながらROS2対応コードを作成した。
GitHubにて公開している。Releases · HarvestX/MG400_ROS2 (github.com)
展示物
- 小型多関節ロボットUFACTORY Lite 6 TsukArmRobotics
- 小型の6軸ロボットでリーチ440mm、可搬1kgのロボット。接触感知はなく安全柵が必要だが、装置内でのハンドリングや段替えなどで活用できる可能性はある。
- 約50万円と安価で、SDKやROS対応などにより開発用途での使用も容易。