ロボデックス 東京 2025年1月

イズミビジョンラボ都築が展示会にて興味があった技術のメモとして残してあります。

  • 開催期間 2025年1月22日(水)~24(金)
    • 見学日時 1月24日(金)
  • 場所 東京ビッグサイト
  • 特徴
    • 工場や物流現場で活躍するロボット・AGVや、ロボット向けの部品・材料などが出展するロボット総合展。製造DX技術を展示するスマート工場Expoやスマート物流Expo、ネプコン ジャパンといった展示会も同時開催。

見学内容

  • 次世代の協働ロボットソフトウェア<ユニバーサルロボット Poly ScopeX
    • より簡単に、誰でもロボット操作が行えるように進化。
    • 機能の一つに”スマートスキル”というものがあり、勘合などの動作設定を人が操作して成功したときの力のかけ方を記憶して再現させる。(従来は軌跡の再現)
    • 今後さらにAIなどにより条件の最適化(高速条件等)をできるように進めている。
  • 協働ロボットロボット向けシミュレーションソフト<ヴィッツ SF-Twin Cobot2.0
    • 基本的なシミュレーション、ティーチング、モニタリング機能を有した低価格で入門編的なソフトウェア。
    • CADの取り込みが出来、干渉などを評価しながらのオフラインティーチングが可能。
    • Ver2.0によりユニバーサルロボット、デンソーウェーブ、テックマン、Elite Robot社のロボットが対応となった。
    • 現在CADのファイル形式は.fbxと.stlのみ。今後.stepなど追加される可能性がある。
  • ロボットビジョンシステムニコン NSPシリーズ>
    • バラ積みピッキングと挿入の為の位置補正を同一のハンドオンカメラで行えるシステム。
    • ステレオカメラとパターン投光により3D形状を把握しロボット動作に反映。
    • 高速性が優れている為リアルタイムトラッキングにも利用が可能。
    • 24年秋に発売で価格は約400万円。
  • 狭小空間に設置可能なロボット<スギノマシン CRb
    • 6軸の内1軸が直交軸であるため、アームの折り畳みがしやすく従来の多関節ロボットでは設置できないような狭い箇所に設置できることが強みである。
    • ロボットを単体で販売するというよりかは、ビジョン等を含めたシステム全体を販売しており、SIerのような立場である。
  • ローカル環境での生成AI活用の為のサーバーレンタル<HBA>
    • ローカルサーバーとしてのMac Studioと生成AIが利用できる各種環境(アカウント管理、ログ監視等)、サポートを提供するサービス。
    • コードの生成はVS Codeと連携しておりVS Code上でできるようになっている。
    • AIにはベースモデルが存在しており、Qwen(開発元Alibaba)を更新すれば最新モデルで使用可能。
    • HBAはもともとソフトウェアの会社であったが、最近はAMRを活用した巡視点検のようなシステムの開発も行っている。
    • 費用はサブスクで20万円/月
  • メタワークを可能にするVR遠隔ロボットアーム<産総研、名古屋大学>
    • 遠隔拠点から人的リソースを供給するメタワーク拠点の構築をテーマとして「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」に採択された。
    • 遠隔操作でも支障のない作業が行えるようVRゴーグルを使用し、遠隔地にあるロボットを操作するためのフレームワークを提供する。
    • 個々の技術としては新しいものはないが、遠隔操作での要求にこたえられるようデータ送信の高速化には気を使っている模様。