ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2024年7月

イズミビジョンラボ都築が展示会にて興味があった技術のメモとして残してあります。

  • 開催期間 2024年7月4日(木)~6(土)
    • 見学日時 全日
  • 場所 AICHI SKY EXPO(愛知県常滑市)
  • 特徴
    • 製造業で活用されるロボットに関する新技術が集まる展示会
    • 土曜日は子供連れの見学者も多くおり、通常のビジネスの場といった展示会とは違った雰囲気もある

見学内容

  • セルシミュレーター<安川電機>
    • ロボットの動作シミュレーションだけでなく、周辺機器も含めて最適な動作を実現するためのシミュレーター。
    • バーチャル環境での理想動作とリアル動作の信号の差を取得、解析を行うことで再計画や次のセル立ち上げ・調整時間の短縮ができる
  • ロボットハンドで使用可能な小型鰓ポンプ<IAI ロボポンプ>
    • ロボットハンドにも搭載可能サイズのエアポンプで今年中に発売予定。
    • サイズは42mm×98mm×64mmで重量は330g
    • 電源は24V
    • 500g以下の吸着を想定している。
    • 販売価格はまだ決まっていないが3~4万円くらい
  • 安全監視機能を持つ単軸アクチュエータ用コントローラー<IAI SCON2/SU>
    • 単軸アクチュエーターを「安全柵なし」「駆動源遮断不要」で使えるコントローラーで本体SCON2(SCONの後継機種)と機能安全ユニット(SU)からなる。
    • SUを追加することで多関節の協働ロボットと同じように衝突検知で停止するようにできる。
    • SUの価格は標準価格で30,000円
  • 8軸ロボットシステム<川崎重工業>
    • 自社内(航空・宇宙)で使用している8軸ロボットを今後外販を予定
    • 航空機など機外から機内の作業をロボットに行う為、窓からアームを突っ込み自由な作業をさせるため8軸となった。
    • 自動車組み立て作業へも活用可能。
  • 協働ロボットを使用した三次元測定自動化<ミツトヨ MiBOTe-system>
    • 加工・組立現場の近くで三次元測定の自動化を行う為のシステムで、ワークはパレットにセットし、パレットはロボットにより三次元測定機の測定範囲に移動され(治具に置くわけでなくロボットにより保持)ることでシンプルな構成で少量多品種の自動化が実現できる。
    • ロボットのアームが入り込むように、三次元測定機が門型ではなく片持ちになっていることが特徴