【社外展開用】イズミビジョンラボ都築が展示会にて興味があった技術のメモとして残してあります。
ロボットテクノロジージャパンについて

- 開催期間 2026年6月11日(木)~13(土)
- 見学日時 6月11日(木)
- 場所 Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
- 特徴
- 産業用ロボット・FA(工場自動化)・物流システムに特化した展示会。日本国内ではiREXに次ぐ規模。
- 2年に1回愛知県で開催される。
見学内容
持ち運び可能な溶接ロボットシステム<ファナック >
- 3kg可搬の協働ロボットCRX3iAを使用した大型建造物の溶接工程で活用可能な持ち運び可能な溶接ロボットシステム。
- 電磁マグネットによりワーク本体に固定可能なパレットと、実際の位置とプログラムのズレを補正するためのレーザーセンサを組み込んでいる。
- レーザーセンサーは汎用のものではなく、溶接の位置補正に合わせた分解能、測定範囲でかつ小型にするため現在自社で開発中のものである。測定方式は光切断のセンサーである


台車用電動スクータによる搬送の省力化<花岡車両 RIDE>
- セグウェイのように体重移動で走行する電動スクータと台車を連結させることで、工場内の部品搬送を楽に、誰でもできるようにするシステムを提案。
- 200kgまでけん引できるため、搬送回数の低減も可能になる。
- 複雑な制御や設定もないので導入後すぐ使える。
- 台車やアタッチメントを除く電動スクーター部の価格は約40万円


混載可能なパレ/デパレタイズパッケージ<京セラ>
展示企業 京セラ 展示サービス デパレタイズソリューション
- Intel Realsenseのような安価な3DカメラとビジョンAIを使い、混載デパレタイジングを実現。サイズの異なる段ボールがどの高さにあるかを見分けることができる。
- FAIRINOの20kg可搬協働ロボットを組み合わせたパッケージで850万円で販売。
- FAIRINOに限らず他のメーカーでも対応は可能(価格はロボットの価格が反映)

小型でコンパクトな協働ロボット<Dobot Nova 2S>
展示企業 DOBOT Robotics 展示商品 Nova 2S
- Dobot Novaシリーズはもともとサービス用途での使用をターゲットとして販売されたが、電子部品やラボや軽作業の自動化用途でも使用されている。
- 今回展示のNova 2Sは Nova 2のショートリーチバージョンであリーチは500mmの2kg可搬協働ロボット。卓上で使用する、または設備の中での部品供給などでは使えそうではある。
(リーチ500mmはユニバーサルロボットのUR3eと同じ) - 本体の保護性能はIP54なので一般的な工場の環境でも使用可能。
- 価格は約80万円とのこと

遠隔操作から始めるロボット自動化<日鉄テックスエンジ>
展示企業 日鉄テックスエンジ
- 日鉄テックスエンジは日本製鉄グループのプラント、設備を製造、保守する企業。
- ロボットによる自動化システムの開発、製造、販売も行っている。
- 今回は「自動化の第1歩として遠隔操作からはじめる」こととそれを実現させるための技術①ストレスのない操作を実現できる技術 ②精密な動きを実現できる技術の紹介
- 今回事例紹介であったノロ掻きの事例では、遠隔操作(本質はデジタル入力ツール)の実現で、作業者が簡単に(半)自動化を実現できる。
最終的にはロボットやセンシングデータの解析を実施し完全自動化も目指せる。


移動式溶接ロボットシステム<ダイヘン>
展示企業 ダイヘン 展示技術 移動式溶接ロボットシステム
- 上記のファナックと同様に大型建造物の溶接工程を自動化するためのシステムで、ロボットと溶接機はAMRに搭載され移動する。
- リーチの長いロボットを使える為、段取り替えも少なく溶接品質(位置)も安定しやすい。
- AMRの動力の電源はバッテリーから供給できるが、溶接電源は有線が必要となる。
現状は電源ステーションをエリアごとに設置し、エリア内ではコードリール式の電線を接続したままエリア内で移動することを検討している。 - 移動後の位置ズレの補正はファナックと同様に光切断式のレーザーセンサーで補正を行う。

協働ロボットROKAEのパレタイジングパッケージ<ROKAE>
展示企業 IDECファクトリーソリューションズ 展示商品 ROKAE CRシリーズ
- 6軸にトルクセンサーを搭載した中国製の協働ロボットの標準パッケージを使用したパレタイジングシステムを展示。
- パレタイジングに関してはロボットアプリ上で簡単に高度な設定ができる。
例)段ボールの寸法を入れるだけで段ボール位置の最適配置を提案してくれる等。 - 標準パッケージは複数あるが、IDECとして機能の有効性が確認できているのはパレタイジングと溶接パッケージであり現在はその2工程は標準パッケージをお勧めしている。
その他のパッケージはIDECで評価出来次第ユーザーへ展開していく。


加工工作機械商社の設備製作部門による協働ロボット自動化提案<山下機械>
- 工具、工作機械の商社でもあるが、加工工程の治具や周辺装置の設計・製作を行う部門を持っており、そのなかでロボットによる自動化技術を提供するサービスをROBOMATICと呼んでいる。
- 加工工程の生産設備から事業が始まっている為、マシンテンディングや検査などが得意ではあるが、現在は搬送や組立などのロボットを使った自動化の実績も増えている。
- 協働ロボットはファナック、ROKAEなど。AMRはiRAYPLEを使用している。
- 自社イノベーションセンターにロボットショールームを開設し、ファナックCRXやiRAYPLEのAMRのデモ機を展示中。


中国製協働ロボットDUCOの日本展開<デュコジャパン>
- 産業用ロボットSIASUNのノウハウが反映された協働ロボットDUCOの日本法人(デュコジャパン)が2025年12月に設立。また2026年4月に東京に事務所が開設されサポート体制の拡充を進めている。
- 今回は協働ロボットGCRを使った、ファイバーレーザー溶接装置、3Dビジョンによるバラ積みピッキング装置などが展示されていた。
- 弊社でも26年3月に3kg可搬協働ロボットGCR3-618を借用して触ってみたが、同価格帯のロボットに対しハード、ソフトの信頼性はありそうに感じた。触ってみての機能紹介・評価はこちら。


